トップ > 最新情報 > 液晶性を活用した高性能有機トランジスタ材料の開発
液晶性を付与した高性能な有機トランジスタ材料の開発に成功しました。この材料は、均一で平坦な薄膜が容易に形成できる液晶薄膜を前駆体として用いて結晶薄膜を作製することにより、酸化物半導体(IGZO)並みの10cm2/Vsを超える高い移動度を実現できます。さらに、この材料は、低分子有機トランジスタの材料の問題点であった均一性と耐熱性を大幅に改善できることから、素子間のばらつきの小さい実用性の高い有機薄膜トランジスタの実現につながります。
研究成果は日本時間4月10日発行の英国科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」オンライン版に掲載される。
東工大ニュース