保健医療情報情報システムにおけるICカードの利用


保健医療情報システムにおいては、健診結果や医療情報等をICカードに保存して本人が管理し、異なる医療機関で参照できるようにしたり、緊急時等に本人の血液型や既往症等を読むことなどが考えられ、国際的な相互運用を図るプロジェクトが進められている。国内では、ICカードの共通利用や多目的利用を目的とした基盤的システムとして、内容アクセスマネージャ(CAM:Content Access Manager)の開発も行われており、単に医療データカードだけでなく、様々なアプリケーションの情報を共通利用することも可能である。また、個人情報が記録されたICカードや情報システムに対するアクセス権限を制御するオペレーションカードとしての利用も考えられている。 さらに、個人の資格やサービスを受ける権利の認証に用いることも可能である。ICカード内に個人の資格やサービスを受ける権利を表す情報(鍵等)を記録し、相互認証等の方法を用いることによってICカード保有者の正当性を認証する。保健管理センターの情報システムでは、主に認証用のカードとして利用している。



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   (財)医療情報システム開発センター

   (財)ニューメディア開発協会


updated 1997/7/18   by M. Yamaguchi